上位表示するために必要な
検索エンジン思考とユーザー思考
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Section 2
すべてのコンテンツは
ユーザーに
どのように“行動”させるか?
という視点でつくる
SEOに強いコンテンツは
検索エンジンを使うユーザーに
どのように“使ってもらうか”?
健康に関する知識をわかりやすく解説する
「ナースが教える仕事術」
検索ワード 現在 最高順位 月間検索数 検索数(2倍)
しゃっくり 1位 1位 22,200 44,000
白髪 1位 1位 22,200 44,000
おなら 1位 1位 33,100 66,200
生理痛 1位 1位 90,500 101,000
体臭 1位 1位 12,100 24,200
口臭 1位 1位 22,200 44,400
めばちこ 1位 1位 40,500 81,000
筋肉痛 1位 1位 14,800 29,600
肩こり 1位 1位 49,500 99,000
吹き出物 1位 1位 40,500 81,000
お見舞い品 1位 1位 74,000 148,000
※この検索順位は2017年3月のものです。時期によって変動している可能性があります。
なぜ「ナースが教える仕事術」は
Googleから評価されるのか?
「人間(検索ユーザー)」と
「機械(検索エンジン)」が
求めるコンテンツを
発信しているから
SEO
(Search Engine Opitimization)
検索エンジンで評価されるように
Webコンテンツを最適化する手法のこと

Googleは、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。
新しいウェブブラウザを開発するときも、
トップページの外観に手を加えるときも、
Google内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。
Googleのトップページはインターフェースが明快で、
ページは瞬時に読み込まれます。
金銭と引き換えに検索結果の順位を操作することは一切ありません。
広告は、広告であることを明記したうえで、
関連性の高い情報を邪魔にならない形で提示します。
なぜ?
Googleというサービスを気に入ってもらい
ずっと使ってもらうため
自然検索
有料広告
Googleが便利になればなるほど
Googleを使う人が増える
Googleの検索結果に表示される広告が
より多くの人の目に触れる
広告をクリックする人も増える
Googleの広告収益が増える
Googleの収益が増える
Googleを
便利に使ってもらうには
どんな検索結果がいいか?
1. ユーザーが満足する情報(ページ)を返す。
2. ユーザーの検索意図に合った情報(ページ)を返す。
3. ユーザーの日々の行動に合わせた情報(ページ)を返す。
4. ユーザーが今いる場所に応じた情報(ページ)を返す。
5. そのページに飛ばなくても、検索結果上で各ページの情報がある程度わかる。
6. カンタンな調べ物であれば、各ページに飛ばなくても、検索結果上である程度わかる。
7. 一度に同じような情報(ページ)ばかりを返さず、できるだけ多様な情報(ページ)を返す
8. 信頼できる情報(ページ)を返す。
9. 話題となっている情報(ページ)をいち早く返す。
10. 「広告エリア」と「自然検索エリア」の区別がつくようにする。
11. 検索結果の表示速度を早くする。
パーソナライズド検索
タイトルの調整、概要やサムネイルの表示
ナレッジグラフ、リッチスニペット
QDF(Query Deserves Freshness)
ユーザーの
「検索意図」
に合ったもの
人工知能の機械学習
すさまじい量の「ユーザー行動データ」をもとに
いろいろな改善案を立て実施する。
トライ&エラーのサイクルをハイペースで繰り返し、
ユーザーにとって使いやすい検索結果をつくっていく。
でも、これって
そもそも考えればわかること
どれも
ユーザー目線で考えた際に
便利な仕様だから
Googleの思考を
先回りする
順位変動にビクビクする必要などない
「そもそも論」
で考えることが大事
人はなぜ検索するのか?
自分の悩みを解決したいから
自分の願望を叶えたいから
ここからは7つの例をベースに
検索結果がどのようにつくられているかを
一緒に考えていきましょう。
【例1】
しゃっくりが止まらなくなった!
「しゃっくり 止め方」
で検索する人に対して
利便性が高い
【例2】
急遽、知人のお見舞いに行くことになった!
お見舞い
お見舞い用のお花って
どんなお花がいいの? お見舞いには
何を持参したらいいの?
お見舞いに行く時間帯って
何時頃がいいのかな・・・?
そもそも、お見舞いって
本当に行ったほうがいいの?
お見舞いで現金を渡すときは
どうやって渡せばいいの?
お見舞い品の「のし」って
どうしたらいいの?
「お見舞い」に関する悩みが一気に解決!
「えっ!?お見舞い金なんて
渡すこともあるんだ」
ユーザーが抱くであろう疑問を
先回りして解決している
「お見舞い」
そもそも、みんな
検索したいわけではない
欲しいのは
自分の悩みを解決する情報
検索したいわけではなく
悩みを解決したい、願望を叶えたい
今のGoogleは
検索ユーザーの悩みが一発で解決する
検索ユーザーの願望が一発で叶う
ようなコンテンツが上位表示されやすい
1. ユーザーの「悩み」や「質問」に対して、
的確かつ迅速に「答え」を返してくれるコンテンツ
2. ユーザーが抱えるであろう「悩み」や「質問」に対して、
先回りして答えを返しているコンテンツ
検索ユーザーの悩みが一発で解決するようなコンテンツの例
コンテンツに満足したユーザーは
どうするか?
検索行動の終了
最後に見たコンテンツで満足したから
最後に見たコンテンツで ラストクリック満足したから
悩みを解決したいと思い、検索する
1位のページにアクセスする
求めていた情報がなかった
2位のページにアクセスする
求めていた情報があった
2位のページの評価が高くなる
例1
1位のページにアクセスし、5分くらい滞在した
ほかのページも見ておこうと思う
5秒くらい滞在し、離脱した
1位のページ、2位のページ、どちらの評価が高い?
例2
コンテンツをつくる際は
検索行動の本当の意味での
「終点」を意識する
「自分のコンテンツでどのサイトよりも
検索ユーザーを満足させるんだ!」
という意気込みが大事
【例3】
ダイエットしたいので
ダイエットサプリを買おうと思う
• どのダイエットサプリがいいんだろう?
• どうやって選べばいいんだろう?
• どういう点が違うんだろう?
どのページも
情報を求める人の比較行動を
ラクにする「機能」をもっている
みんな
「比較」が面倒くさい
選択のパラドックス
人はたくさんの選択肢が用意されたとき、
選ぶ意欲を失ってしまうことが多い
ラクにする「機能」
ツール
もはや
Webコンテンツのライバルは
スマホアプリ
両者ともに何かの機能をもったツールだから
自分のコンテンツや記事や文章が
誰かにとっての
「ツール(アプリ)」
になることを意識する
困った時にいつも使われるツールになれば
リピートする人が増える
何かの効果を否定する記事も
ある種、比較行動をラクにするツール
「サプリを買わない」という判断もあるんだ!
検索結果の多様性
世の中の多くの人が
「ダイエットサプリって本当に効くの?」
という思考をもちはじめると
検索結果もそれに付随して変わる
【例4】
「ライター募集」で上位表示し続ける
ウェブライダーの「ライター求人ページ」
クリックされる理由があれば
上位表示し続ける
【例5】
最近、企業が取り扱う商品の
公式販売ページが上位表示しないケースがある
某健康食品の公式ページ
(TV CMなどを多く流している)
その食品を実際に試した人の
アフィリエイト記事
その食品のメリット・デメリットを
赤裸々に書いたアフィリエイト記事
@コスメ内のクチコミ記事
買うだけで1000ポイントがもらえる
楽天スーパーポイントギャラリーの記事
1位
2位
3位
4位
5位
このコンテンツを
見る必要性がない
見る必要性を
つくるしかない
• 公式サイトならではの「情報」を伝える
• 公式サイトならではの「特典」を伝える
• TV CMなどでは流していない情報を伝える
検索結果に表示された「タイトル」や「概要」で
それらを訴求しつつ
コンテンツ内でもそれらを意識する
なぜ、検索結果のページを
クリックするのか?
悩みを解決するための
「情報」を探している
文章や記事を読みたいのではなく
自分の悩みや課題を解決する
「情報」が欲しいだけ
【例6】
むちゃくちゃ音のいいアンプが欲しいなあ
ぶっちゃけ・・・
興味があれば読んじゃう♡
わかりやすさ
読みやすさ < 情報
Googleもとにかく
情報を返すようにしている
Googleの方向性
どこにでもあるような情報より
そこにしかない情報のほうが
評価されやすい
一次情報やオリジナルのクチコミは価値がある
ただし、その情報を
ユーザーが欲しいと
思うことが前提
同じ情報でも
噛み砕き方、翻訳の仕方で
化学変化を起こし
ユニークなコンテンツだと
認識されることも
健康に関する知識をウェブライダーなりの表現・言葉で解説する
コンテンツ制作の奥深さ
【例7】
リンゴのカロリー知りたいなあ
ナレッジグラフ
(Knowledge Graph)
ナレッジグラフで表示されるような
「浅い情報」を扱う際は気を付ける
ナレッジグラフでは表示が難しいような
ある程度「深い情報」を
取り上げるようにしたほうがいい
この章のまとめ
1. Googleはユーザーの利便性を最優先に考え、検索結果をつくっている。
なぜなら、ユーザーの利便性を最優先に考えることが、Googleの利益につながるから。
2. Googleの検索結果は、Googleの人工知能などによって日々テストを繰り返しながら変化している。
3. Googleの進化の方向性は「こうすれば、使いやすいよね」ということを考えれば、見えてくる。
4. 人が検索エンジンを使う理由は「自分の悩みを解決したい」、もしくは、「自分の願望を叶えたい」から。
5. ユーザーはそもそも検索したいわけではないため、ユーザーの悩みが一発で解決するようなコンテンツが好まれる。
6. コンテンツをつくる際は、検索行動の「終点」を意識するといい。ただし、終点にふさわしいコンテンツをつくる。
7. 利便性の高いコンテンツとは、ユーザーの悩みを解決する「ツール」だと考えることができる。
8. そのページに「クリックされるべき理由」があるのなら、上位表示し続ける。
9. ユーザーは、文章や記事を読みたいのではなく、自分の悩みや課題を解決する「情報」が欲しいだけ。
10. どこにでもあるような情報より、そこにしかない情報のほうが評価されやすい。
11. 同じ情報でも、噛み砕き方や翻訳の仕方によっては化学変化を起こし、ユニークなコンテンツになる。
12. 浅い情報は「ナレッジグラフ」の領域になってきている。
ただし
検索ユーザーの検索意図は
変化していく
変化していく 順位が下がったということは
そのページで提供している情報が
世の検索ニーズとズレてしまった可能性がある。
その際は、取り上げる情報の見直しが必要。
検索意図とズレてしまった可能性がある。
その際は、扱う情報の見直しが必要。
リライトの必要性
●例
テレビで腱鞘炎治療の権威の先生が
「ケンケン体操」なる指の体操を発表したところ
全国で大ブームに!
テレビで超話題の
「ケンケン体操」を
取り上げている
取り上げていない
検索結果で
選び続けてもらうことが
究極のSEOである

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