拡散につながり、
リンクを獲得するためのコンテンツ演出
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Section 5
コンテンツが
上位表示するための条件
信頼性の高さ

信頼性はどのようにして高まる?
1.信頼できる情報を発信しているか?
→情報のエビデンス(根拠)は明示されているか?
→そのエビデンス(根拠)は信頼できるか?
2.外部の人から支持されているか?
→外部のコンテンツからリンクは集まっているか?
3.その話者(発信者)自身が信頼できるか?
→責任者情報(お問い合わせ先)は明示されているか?
(過去にはGoogle+を使い、人の「信頼度」を見極めようとした)
4.信頼できるサイトやドメインで情報発信されているか?
→サイトパワーやドメインパワー(オーソリティ)は高いか?
ウェブライダーの制作スタイル
市場調査・企画
エビデンス(根拠)の確認
ラフ原稿作成
イラスト発注
本原稿作成
本原稿の確認
コーディング・見た目の調整
公開
ブラッシュアップ
現役の医師、看護師に
エビデンス(根拠)が
信頼できるかどうかを確認
本原稿に書かれている内容が
間違っていないかを確認
デリケートな情報はもっとも信頼できる場所から引用し、
参照元、引用元を必ず明記してリンクを張る(発リンク)
情報の信用レベル
厚生労働省
公的な医療機関
民間の医療機関、医師
製薬会社など、民間の医療系会社
テレビ番組(NHK、民放)
そのほか
キュレーションサイトや
医療関係者ではない個人のブログからは極力引用しない
どんなコンテンツも
外部からの評価が重要
Googleが評価する被リンク
1. 参照元・引用元として張られるリンク
2. 継続的に張られているリンク
3. 継続的に増えていくリンク
参照元・引用元として張られるリンク
https://matome.naver.jp/odai/2142793232315022601
http://ameblo.jp/kaikei1055/entry-12216248421.html
誰かのコンテンツの信頼性を
“補足”するリンク
誰かのコンテンツを“補足”するリンク
あなたのコンテンツが信頼できると
判断されたからこそ張られたリンク
リンクが張られるきっかけを
掘りさげてみる
リンクが張られやすいコンテンツのパターン
1. 誰かのプロフィールを補足するコンテンツ
2. 誰かのコンテンツを補足するコンテンツ
3. コミュニケーションの起点となるコンテンツ
1.誰かのプロフィールを補足するコンテンツ
松尾の音楽遍歴について書かれた記事のため
松尾が自身の経歴を紹介する際
リンクを張りたくなる
松尾の服について言及された記事のため
松尾の服のこだわりを紹介する際
松尾が自身のこだわりを紹介する際
誰かのプロフィールを独自の視点で紹介することで、
その人にとってのプロフィール情報の「補足」となる
→「自分では言えないこと」はたくさんある
名刺代わりのコンテンツ
自分だったらどのような紹介の仕方をされるとうれしいか?
1. カッコよく・素敵に紹介してもらえる
2. 本当は言いたいけれど、
自分からは言い出しにくいことを代弁してもらえる
3. 自分のあらたな魅力を発掘してもらえる
4. 自分が尊敬する人に紹介してもらえる
相手の写真を「額」に入れて紹介した
誰かのことを「敬意」をもって紹介することで
あなたに影響力がなくても
その人の影響力を借りて拡散することができる
その人の影響力によって拡散することができる
「紹介」によるリンク獲得

返報性の原理
ただし、誰かを紹介する際は
どのように紹介すれば相手が喜ぶかを考える
言葉や文章だけでなく、写真にも気を配る
取材記事、インタビュー記事は
当人からリンクされやすいコンテンツ
→当人がシェアすることで、初期露出につながる
ただし、取材やインタビューは
「聞く力」「引き出す力」「編集する力」
が必要になる
「●●さんだったらインタビューを受けてもいい」
という人が増えている
インタビュワーの質も大事
これらは人を取材するときだけでなく
商品やサービスをレビューするときも同じ
「●●さんだったらレビューをお願いしたい」
という企業が増えている
レビュワーの質も大事
あなたが企業の立場だったら
どのような紹介の仕方をされるとうれしいか?
1. 素敵に紹介してもらえる
2. 本当は発信したいけれど、
自社では発信しづらいことを代弁してもらえる
3. 自社商品のあらたな魅力を発掘してもらえる
4. 業界の著名人に紹介してもらえる
自社の商品・サービスを
ポジティブに紹介してくれる
「体験レポート」「レビュー」は
企業からするとありがたい
ユーザーが
知りたい情報
企業が
発信してほしい
情報
このエリアの情報を考える
例:その商品やサービスを実際に試した人の声
(ただし、これを企業が積極的にシェアすると「やらせ」だと思われてしまうので、
シェアしても「あざとくならない」演出が必要)
たくさんの人を“巻き込む”ことで
リンクは増えやすくなる
以下の文章には、いくつ“巻き込み”ポイントがありますか?
今回の記事は、最近私が一方的にファンになっているライターさん「マンドリル松尾」さんの
「SEOライティングの夜明け」という記事を読んでインスピレーションを受けた記事です。
マンドリル松尾さんの記事の中に、以下のようなフレーズがありました。
このフレーズを読んだ瞬間、私の身体の中を電流がビビっと駆け巡ったような気がしました。
その感覚は、私がボーンズというインディーズバンドの「沈黙」という曲を聴いたときと似ていて
(「沈黙」って曲、むちゃくちゃ泣けるんですよ)、自分の中で言語化できず、海の底へ沈んでい
た「コトバ」が、一気に陸まで上がってきたようでした。
今回の記事を書くにあたり、@seokyoさんや@riko_yamashitaさんなどのTwitter仲間にアドバ
イスをもらったのですが、ライティングって結局は、その人の記憶の断片を言葉として紡ぐ作業だ
と思うんです。
ライティングとは人生そのものだ。
(引用: SEOライティングの夜明け)
エゴサーチをしている人は案外多い
Twitterで何かを発信するということは
“誰にでも見える空間”で何かを言うこと
何かをdisることは、短期的にスカッとしても
長期的なメリットはほとんどない
人は100回の嬉しいことより
1回の傷つけられたことを
ずっと憶えている生き物
痛みの記憶に敏感
相手のよいところを見つけるのが上手い
「褒め上手」な人ほど
リンクを集めるのが上手い
リンクを張るのは
人間である
誰かのコンテンツを紹介する際には
事前にメールを送っておくとよい
はじめまして。
私、京都でWebコンテンツの企画をおこなっている株式会社ウェブライダーの松尾と申します。
このたび、弊社が運営しているブログ(http://******)にて、
「記事タイトル」という記事を書くことになり、
その記事内でぜひ、●●さまの記事をご紹介させていただければと思っています。
●●さまの記事に出会ったのは、◆◆◆がきっかけでした。
記事を読ませていただき、「■■■」という点がとても参考になり、
そのノウハウを、弊社のブログの読者さまにもお届けできればと思っています。
紹介の方法としては、本メールに添付した画像のような形になります。
●●さまの記事内の文章を一部引用させていただいておりますが、
もちろん、引用元として、●●さまの記事へのリンクは張らせていただきます。
もし、許可をいただける場合、こちらからのお願いでありながら大変恐縮なのですが、
2017年4月17日(金)までにお返事をいただくことは可能でしょうか?
(ちなみに、この記事の公開は、2017年4月21日(火)の14時を予定しております)
お忙しい中、突然かつ不躾なメールで本当に申し訳ございません。
ご検討いただけると幸いです。
何卒よろしくお願いいたします
公開タイミングを共有しておくことで
公開と同時に拡散に協力してくれることも
公開と同時に露出に協力してくれることも
相手に最大限の敬意を払う
あなたが「本当に紹介したい」
と思える人やコンテンツを紹介する
公開タイミングを共有しておくことで 相手に最大限の敬意を払う 公開と同時に露出に協力してくれることも
掲載が断られるケース
• 敬意や誠意がないと感じられた
• 何かしらの魂胆が見え見えだと思われた(下心が丸出し)
• 機械的なメールだと感じられた
• コンテンツ内での紹介の仕方が気に入ってもらえなかった
• 一緒に紹介しているほかのコンテンツが好ましくないと
思われた(一緒に紹介されたくないと思われた)
• あなた自身が相手から嫌われてしまっている
http://bamka.info/zutsu-wo-naosu-houhou
2.誰かのコンテンツを補足するコンテンツ
どんなコンテンツをつくれば
相手のコンテンツの「補足」になるのか?
1. 相手のコンテンツに不足している情報を発信しているコンテンツ
(独自の統計データや図表など)
2. 何かの情報を圧倒的な信頼性のもと発信しているコンテンツ
(「ここのコンテンツを引用していれば大丈夫だろう」的な)
3. 何かの情報を別の切り口でわかりやすく噛み砕いた(翻訳した)コンテンツ
(「●●+とは」「●●+解説」「●●+説明」「●●+マンガ」などのワードで上位表示
しているとなおよし)
4. その記事を読んだユーザーに「もっと詳しく知りたければ、このコンテンツ
もオススメです」「この記事に興味をもったのであれば、このコンテンツも
オススメです」と紹介してもらえるコンテンツ
検索結果で上位表示すると
キュレーションサイトなどからのリンクが増えやすい
今の「NAVERまとめ」の「検索経由」での情報追加は
bingの検索結果からおこなわれるので注意
3.コミュニケーションの起点となるコンテンツ
書籍「沈黙のWebマーケティング」 P319
https://mandrill.goat.me/3BqoNUaE
皆が「一家言」をもっている話題は
各人のコメント(主張)とともに拡散しやすい
シェアする人の思いを代弁している記事
自分の意見を表明することで
いろいろな人の意見を誘発する記事
オピニオン記事
オピニオン記事はリンクを集めやすいが
上位表示しづらいケースが多い
検索ユーザーは
誰かのオピニオン(意見)を知りたいのではなく、
ノウハウを知りたいケースのほうが多いため
オピニオン記事を書く際は
ある程度の“隙”を意識しておいてもよい
あえて反対派の意見を誘発する
ここまでのまとめ
リンクが張られやすいコンテンツをつくる上でのポイント
1. 「誰かのプロフィールを補足するコンテンツ」をつくる際は、相手
の「名刺」となるコンテンツを意識する。
もし、取材やインタビューをおこなう際は、相手をポジティブに紹
介することを重視し、文章だけでなく、写真などにも気を配る。
2. 「誰かのコンテンツを補足するコンテンツ」をつくる際は、相手の
コンテンツに不足している情報を意識するほか、相手が引用したく
なるような信頼性も意識する。
3. 「コミュニケーションの起点となるコンテンツ」をつくる際は、オ
ピニオン記事を意識する。
初期露出しなければ見てもらえない
書籍「沈黙のWebマーケティング」 P364
初期露出の方法
1. 自分のTwitterアカウントで露出させる
2. 自分のFacebookページで露出させる
→Facebook広告を使う
(広告に慣れているユーザーが多いのでオススメ)
3. 誰かに紹介してもらう
4. はてなブックマーク広告を使う
Twitterで拡散しやすい画像
アイキャッチ画像をつくりこむより
記事のキャプチャを使うほうが拡散されやすいケースも
伝えたいことが一目でわかる、シンプルな画像を使う
つくりこまれていない、リアル感のある画像を使う
1エンゲージメントあたり¥11。
Facebook広告経由で2,000近いセッションを獲得
→Twitter広告を使う
いろいろな人に拡散を手伝ってもらう
(ポジティブな巻き込み)
拡散用のタイトルと
検索向けのタイトルを分ける
コミュニケーションをとりやすいタイトルを意識する
書籍「沈黙のWebライティング」 P610
書籍「沈黙のWebマーケティング」 P305
この章のまとめ
拡散につながり、リンクを獲得するためのコンテンツ演出
1. コンテンツが上位表示するためには「信頼性」の高さが大事。
2. 信頼性の高さは、信頼できる情報を発信していることはもちろんのこと、その話者(発信者)自身が信頼でき
るかという視点も大事。そのためには、外部からの支持票となるリンクの獲得を意識する。
3. Googleが評価する被リンクには、「参照元・引用元として張られるリンク」「継続的に張られているリンク」
「増えていくリンク」の3つがある。
4. リンクが張られやすいコンテンツには「誰かのプロフィールを補足するコンテンツ」「誰かのコンテンツを補
足するコンテンツ」「コミュニケーションの起点となるコンテンツ」の3つがある。
5. 誰かを取材・インタビューするコンテンツには、「聞く力」「引き出す力」「編集する力」の3つが必要とな
る。
6. 「オピニオン記事」はコミュニケーションの起点となるコンテンツになりやすい。
7. どんなコンテンツも露出しなければ見てもらえない。よって初期露出を意識する。
8. 誰かを巻き込む際は、相手に最大限の敬意を払う。
9. 拡散用のタイトルと検索向けのタイトルを分ける。
リンク獲得において
大切な本質
なぜ、そのコンテンツは
たくさんブックマークされているのか?
たくさんシェアされているのか?
考えるクセをつける

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