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ウェブライダー式SEOライティング
超集中講座
松尾 茂起
※本スライドの内容を全部もしくは一部を分離しての無断アップロード、無断配布・無断掲載は固く禁じております
2018

京都
SEO
(Search Engine Optimization)
検索エンジンで露出するために
Webコンテンツを最適化する手法のこと
検索エンジンに
人生を救われた男
? 1978年12月 奈良県生まれ
京都&東京在住 AB型
? 株式会社ウェブライダー
代表取締役
? Webプロデューサー
? 作曲家/たまにピアノ弾き
まつお しげおき
●主な事業内容
1. 検索エンジンからの集客を支援するコンサルティング
2. 検索エンジンからの集客を支援するツールの開発
3. 検索エンジンからの集客を強化するコンテンツ制作
最近の実績
ワインに関する知識をわかりやすく解説する
「美味しいワイン」
サイトを立ち上げたのは、2017年の4月4日
2018年3月時点の記事数は30記事
「ワイン」で1位に表示
「赤ワイン」で1位に表示
「白ワイン」で1位に表示
「チリワイン」で1位に表示
「日本ワイン」で1位に表示
「父の日 ワイン」で1位に表示
検索ワード 現在 最高順位 月間検索数 検索数(2倍)
ワイン 1位 1位 74,000 148,000
赤ワイン 1位 1位 14,800 29,600
白ワイン 1位 1位 9,900 19,800
スパークリングワイン 2位 1位 33,100 66,200
サングリア 2位 1位 60,500 121,000
日本ワイン 1位 1位 4,400 8,800
チリワイン 1位 1位 2,400 4,800
父の日ワイン 1位 1位 4,400 8,800
ボジョレーヌーボー 3位 3位 246,000 492,000
ワイン つまみ 1位 1位 9,900 19,800
シャブリ 2位 2位 6,600 13,200
※この検索順位は2018年3月のものです。時期によって変動している可能性があります。
※月間検索数は一年でもっとも検索数が多くなる月の数字を参照しています。
公開日 タイトル
2017年4月4日 父の日のプレゼントで迷ったならワインがオススメ!父の日に贈りたいオススメのワイン8選
2017年4月 4日 すべて15分以内に作れる!ワイン嫌いでもワインが好きになる!ワインに合う料理(つまみ)の レシピ 14選
2017年4月10日 人気沸騰中のチリワインのオススメはこれ!ぜひ飲んでほしいコスパ最強チリワイン10選
2017年4月11日 コスパ抜群オススメのスパークリングワインはこれ!シャンパンとの違いも学んでみよう
2017年4月21日 自分に合ったワインはこうして見つける!ワインの種類別オススメワイン 18選
2017年4月26日 これで恥をかかなくてすむ!ワインを注文する際に絶対に知っておくべき「飲み方・選び方」の極意
2017年4月28日 日本ワインと国産ワインは違う!日本ワインの魅力がわかるコスパ最強ワイン 10選
2017年4月28日 素敵な夜を華やかにするオススメのシャンパンはこれ!カッコイイ大人が選んでいるシャンパン8選
2017年5月16日 「サントリー塩尻ワインセミナー」に行ってきたら、塩尻ワインが最高だった件
2017年5月18日 家にワインがある人は絶対に試すべき!自宅でカンタンに作れる絶品自家製サングリアのレシピ 9選
2017年5月19日 ワインの「フルボディ(ボディ)」の意味って?オススメのフルボディ赤ワイン 8選
会社設立に関する知識をわかりやすく解説する
「知らないと損をする会社設立の話」
2記事を追加してみた
「会社設立」で1位に表示
「税務調査」で1位に表示
会社設立 1位 1位 22,200 44,400
税務調査 1位 1位 9,900 19,800
※月間検索数は1年でもっとも検索数が多くなる月の数字を参照しています。
●会社設立の記事の場合・・・
月に約30,000セッションの流入
「会社設立」のCPCは¥1,000
30,000×¥1,000=¥30,000,000/月
なぜ、上位表示できるの?
検索エンジンが上位表示させたい
コンテンツを発信しているから
今後のGoogleでの上位表示に必要な
「最大公約数的思考」と「行動促進的思考」
35
Section 1
まずはSEOの基本を
おさらい
自然検索においては
Googleが実質9割以上のシェア
有料広告
(Yahoo!独自)
自然検索
(一部を除き、Google仕様)
検索エンジン
Google
Googleの仕組みを分析する
検索結果の順位は
Googleの「理念」
によって決められている
ユーザーに焦点を絞れば
他のものはみな後からついてくる
Googleは、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。
新しいウェブブラウザを開発するときも、
トップページの外観に手を加えるときも、
Google内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。
Googleのトップページはインターフェースが明快で、
ページは瞬時に読み込まれます。
金銭と引き換えに検索結果の順位を操作することは一切ありません。
広告は、広告であることを明記したうえで、
関連性の高い情報を邪魔にならない形で提示します。
なぜ?
Googleというサービスを気に入ってもらい
ずっと使ってもらうため
Googleが便利になればなるほど
Googleを使うユーザーが増える
Googleの検索結果に表示される広告が
より多くのユーザーの目に触れる
広告をクリックする人も増える
Googleの広告収益が増える
Googleの収益が増える
Googleは
便利な検索エンジンを目指し
日々進化している
ユーザーの
「利便性」
を追求し続けている
私たちにとって
便利な検索エンジンとは?
1. ユーザーの検索意図に合った情報(ページ)を返す。
2. ユーザーの日々の行動に合わせた情報(ページ)を返す。
3. ユーザーが今いる場所に応じた情報(ページ)を返す。
4. カンタンな調べ物であれば、検索結果上である程度わかる。
5. 同じような情報ばかりを返さず、できるだけ多様な情報を返す。
6. 信頼できる情報(ページ)を返す。
7. 話題となっている情報(ページ)をいち早く返す。
8. 「広告エリア」と「自然検索エリア」の区別がつくようにする。
9. 検索結果の表示速度を早くする。
これらはすべて
ユーザーの「利便性」を意識して
導入されている
「そもそも論」
で考えれば
Googleの未来が見える
そもそも、私たちは
なぜ検索するのか?
自分の悩みを解決したいから
自分の願望を叶えたいから
Googleはユーザーの悩みや質問に対する
最適な「答え」を返そうとしている
どんな答えが
一番いいのか?
検索ユーザーの悩みをすぐに解決したり
検索ユーザーの願望をすぐに叶える答え
そもそも
みんな検索したいわけではない
【検索ユーザーの目的】
1. 自分の悩みをすぐに解決したい
2. 自分の願望をすぐに叶えたい
ここからさらなる本質に
切り込んでいきましょう
突き詰めると・・・?
自分の悩みをすぐに解決したい
1. 誰かに相談する
? 知人に聞く
? 自分がフォローしている人の情報を使って判断する
(Twitter、Facebook、Instagram)
? Q&Aサイトや、掲示板などに書き込みする
2. 誰かに相談できないので、自分で調べる
? 書籍などで調べる
? 検索エンジンで検索する
誰かに相談した人は
それで本当に満足するのか?
今度、父の日にワインを買おうと
思うんだけど、どんなふうにワイ
ンを選べばいいと思う?
だったらさあ、
こういうふうに選べばいい
んじゃない?
本当にそんな選び方で
いいのかな。
世の中の人たちはどう
してるんだろ・・・?
結局、世の中の「基準」を
知りたいと思う

検索エンジンを使って
「基準 」を見つけようとする
失敗したくない
たとえ失敗するとしても
“納得”して失敗したい
冒険するにしても
まずは「基準(スタンダード)」を
知っておきたい
世の中の「基準」となる情報
最大公約数的な視点の情報
(多くの人たちが大事にしている視点)
最大公約数的な視点
特定の人だけがもつ、こだわりの視点
多くの人たちが知っている情報を
知らないとソンした気持ちになる
ユーザーの「利便性」を追求するなら
最大公約数的な視点での情報
すなわち「基準」となる情報も
発信したほうがいい
? 多くの人たちが意識している「選び方」
? 多くの人たちが意識している「比較の方法」
? 多くの人たちが参考にしている「ランキング」
サイト
B
世の中の「基準」となる情報を発信しておけば
戻ってきてもらえる
A
自分のコンテンツが
最大公約数的な「基準」だと
評価してもらうにはどうすればいいか?
1. 取り上げる内容、掲載する順序に気を配る
→できるだけ多くの人の「自分事」につながりそうな「悩み」「願望」を取り上げた上で情報を提供する
(「そうだよね、みんな最初はそれで悩むよね!」)
2. 話者にこだわる
→できるだけ多くの人が共感してくれそうな『話者』を立てる
(「この人の言ってること、すごくわかる!」「この人の状況、私と同じだ・・・!」)
3. 監修者、アドバイザーにこだわる
→できるだけ多くの人が信頼してそうな『監修者』『ご意見番』『目利き』『アドバイザー』に登場してもらう
(「この監修者だったら、信頼できそう!」「このアドバイザーの人、業界でも評価されている人だ!」)
4. 多くの人の意見が集まっていることを伝える
世の中の多くの人たちの意見を整理して紹介し、一方的な視点だけではないことを伝える
5. たくさんの人がアクセスしているサイトだと伝える
→数字を見せる(PV数、ユーザー数、いいね!数、ツイート数、はてなブックマーク数 , etc. )
(「これだけたくさんのPV数を集めているサイトだったら、信頼できそう!」)
6. たくさんの人たちに言及・紹介されるサイトを目指す
(「いろいろな人が紹介しているサイトだから、信頼できそう!」)
7. 業界標準であることを伝える、ブランドの力を利用する
→ 「~協会」や「~委員会」などに所属していることを明示する、エンブレムを表示する、ブランドの威厳を見せる
8. デザイン・演出・UX(ユーザー体験)にこだわる
ウェブライダーの成功事例を
最大公約数的な思考で分解していく
多くの人にとって
読みやすく、わかりやすく、優しいコンテンツを意識
(文体(文章・言葉選び)、デザイン)
NHK の Eテレ感
(PM 10:00から放映されるイメージ)
「基準感」を演出
最大公約数の人たちの心の中に共通している「不安感」
多くの人がまず知りたいのは
「会社を立ち上げたけれど、失
敗したらどうしよう・・・」
ということ
検索結果では
いろいろな「基準」となるコンテンツが
上位表示している
大多数の人にとって基準となる情報
少々マニアックだけれど
ある程度の人の基準となる情報
1位
10位
多様な基準
健康に関するノウハウをわかりやすく解説した
「ナースが教える仕事術」
困っている人たちの
「基準」となるサイトを意識
しゃっくり 1位 1位 22,200 44,000
白髪 1位 1位 22,200 44,000
おなら 1位 1位 33,100 66,200
生理痛 1位 1位 90,500 181,000
体臭 1位 1位 12,100 24,200
口臭 1位 1位 22,200 44,400
めばちこ 1位 1位 40,500 81,000
筋肉痛 1位 1位 14,800 29,600
肩こり 1位 1位 49,500 99,000
吹き出物 1位 1位 40,500 81,000
お見舞い品 1位 1位 74,000 148,000
※この検索順位は2017年3月のものです。時期によって変動している可能性があります。
ただし、基準となるからには
「覚悟」がいる
基準となったサイトは
多くの人の行動・人生に影響を与えてしまう
【最近の傾向】
企業サイト、大手サイトが
評価されやすくなっている
ひとつの基準として“信頼”できるから
ひとつの基準として信頼できるから
信頼できるかわからない「個人」のサイトを評価するより
ある程度規模の大きな「企業(法人)」のサイトを
評価するほうがいい
いざ、何かの責任が発生した際、
個人よりも法人のほうが責任をとれるのでは?
“信頼されるにはどうすればいいか? ”
という視点がますます重要
信頼できるコンテンツだと
1. 取り上げられている情報は信頼できるか?
→センシティブな情報はエビデンスがはっきりしているか?
2. 情報は新しいか?
→今はもう役に立たない古い情報を掲載していないか?
3. 話者(運営者)は信頼できるか?
4. 監修者、アドバイザーは信頼できるか?
5. たくさんの人がアクセスしているか?
→数字で判断する(PV数、ユーザー数、フォロワー数、いいね!数、ツイート数、はてなブックマーク数 , etc. )
6. たくさんの人たちに言及・紹介されているか?
7. 既視感があるか?ブランドは有名か?
→どこかで見たことがある、聞いたことがあるかどうか?
8. フィードバックを送る「問い合わせ先」などの窓口はあるか?
9. わかりやすいか?見やすいか?読みやすいか?
ユーザー目線での「信頼性評価」のロジック
1. ユーザーが何度もリピートして見に来ているか?
2. ユーザーがきちんとコンテンツを読み込んでいるか?
ページ滞在時間、サイト内の回遊状況(セッション時間)を見る
3. 外部からのリンクを継続的に集めているか?
ただし、その外部リンクからのトラフィックが発生していることが重要!
トラフィックの発生しないリンクは、見せかけのリンクとして認識される
4. 検索エンジン外からのアクセスも継続的に発生しているか?
ブラウザのブックマークなどからの直接流入や、ソーシャルメディアや外部サイトからのアクセスが継続的に発生しているか?
5. コンバージョンが発生しているか?
何かの商品を販売・紹介しているコンテンツの場合、「そのコンテンツが信頼に値するものなら、そのコンテンツ経由でのコン
バージョンが発生しているはずだ」と考える
6. 検索行動の「終点」となっているか?
ユーザーの悩みを解決したり願望を叶えるコンテンツになっているのなら、「ユーザーはそのコンテンツに到達して目的を果た
したあとに検索行動を終えるはずだ」と考える
7. 責任の所在は明らかになっているか?
何かトラブルが起きた際、そのトラブルを解決するための窓口(お問い合わせ先など)が設けられているかどうか
Google目線での「信頼性評価」のロジック
検索結果上のユーザー行動だけでな
く、「Google Chrome」
「Android OS」などのソフト、
「Google Analytics」などの解析
ツールを通して、これらの要素を評
価している・・・かもしれない
運営者情報を表示することは
「責任の所在」を明確にすること
【まとめると・・・】
上位表示したいのであれば
最大公約数的な人たちにとっての
「基準」となるコンテンツをつくる!
「基準」と認識してもらうためには
信頼してもらうことも重要となる
例:ヘアワックス
ヘアワックスの情報が欲しいわけではなく
ヘアワックスを買いたい
というか、ヘアワックスをすぐに手に入れたい
自分に合ったヘアワックス、
もしくは自分が求めているヘアワックスを
どこよりもスムーズかつ納得して買えるサイトを求めている
ユーザーにとっての究極の満足とは・・・?
実際に行動する
コンバージョンにつながるサイトが
評価され始めている
ノートPCの
VAIOが欲しいなあ
B.31日間検討
A.すぐに購入
検索
VAIOがそのユーザーにとって本当によい商品であれば、
どちらがユーザーにとって有益?
B.31日検討
30日節約!
ユーザーの大切な時間を30日も節約できた!
一部のアフィリエイトサイトは
なぜ順位を落としたのか?
ユーザーを不必要に混乱させている
●例
あるアフィリエイターがVaioを買おうとしていたユーザーにほかのPCをオススメした。
しかし、ほかのPCをオススメする理由をうまく伝えられておらず、
ユーザー自身も「なぜほかのPCがいいか?」という納得する理由がわからず、
情報に振り回された結果、だんだんとPCの購入が面倒くさくなってしまい、
結果的に購買行動をとらなくなった・・・。
本来生まれるはずだった
ユーザーの“心地よい買い物体験”を
邪魔している
→UX(ユーザー体験)を損ねている
評価されるアフィリエイトサイトの傾向
? ユーザーが納得する形で行動を促している
→ユーザーが納得して行動できるような「情報」を提供している
? そのサイト経由でCVが発生している
→CVが発生したかどうかは、Google Analyticsのデータを見るだけで
なく、その後のユーザーの検索行動を見ればわかる
(CVが発生すれば、通常、検索行動は終わる)
? 信頼に値すると評価されている
→先述した「信頼性の評価」につながる要素を満たしている
ここからは松尾の仮説です
Googleを「一営利企業」として考えたとき
現時点での最大のライバル企業はどこか?
Amazon
GoogleがAmazonの入り口になっている
みんなAmazonで購入するのなら
Googleに広告を出すのはもったいないし、
Amazonの中で出店しようかな・・・
× ○
いやいやいや!ちょっと待って。
たしかにAmazonは買い物しやすいけど、
世の中にはAmazon以外にも
便利なサイトがあるはずだし。
たとえば、こういうECサイトとか、
こういうECサイトとか・・・。
そうだ!
ユーザーの買い物の自由度を上げるために、
ECサイトをもっと評価しよう。
ECサイトの評価が上がる
たしかにAmazonさんはものすごく買い
物しやすいけど、世の中にはAmazonさ
ん以外にも便利なサイトがあるはずだし。
たとえば、こういうECサイトとか、こう
いうECサイトとか・・・。
ただし、ECサイトのUIが悪く、
商品が買いにくい場合、
結果的にユーザーの利便性を損ねるため
上位表示が難しくなる
※UI = User Interface
結局のところ、Amazonが上位表示したのは、
ECサイトとして、ある種“究極の利便性”を実現したから
? 膨大な商品点数
? すぐに商品が届く(世界一の配送スピード)
? 精度の高いレコメンドシステム
? リピートしたくなる使い勝手のよさ
“コンテンツ”という軸ではなく
“サービスレベル”での利便性を
考える必要がある
UX(顧客体験)をとにかく追求する
何かの商品を購入しようとしている人の
UX(顧客体験)→利便性を高めるには?
1. ユーザーが求める商品を絞り込むことができる
2. ユーザーが求める情報に辿り着けやすい
3. 購入時に知っておくべき追加情報が書かれている
(例:黒いPCデスクを買おうとしたとき、指紋がつきやすいかどうかを実際に試した写真や動画
を掲載してくれている)
4. 購入までのフローが簡潔
(例:外部のECサイトへ送客している場合、外部のECサイトの利用法などがわかりやすく書かれ
ている)
Amazonが実現できていない利便性
1. ひとつひとつの商品の魅力について詳しく解説できていない
(ユーザーは「なぜその商品を買うべきなのか?」を理解できないと、納得して行動に移すことが
できない)
2. ほかの商品との比較の方法を、十分に伝えられていない
(大量の商品を扱っているため、ほかの商品との比較の方法を伝えるのが難しい。
よって多くのAmazonユーザーはランキングやレビューの点数・件数で判断している)
3. 売り場ごとの演出ができないため、ワクワク感に欠ける
(人には、商品を買うときに「ワクワクしながら買いたい!」という潜在心理がある)
4. Q&Aフォームで質問することはできるが、
どことなく機械的な印象を与えてしまっている
これらを補うコンテンツがあれば
利便性でAmazonに勝てるかもしれない
(もしくは、Amazonのアフィリエイトサイトをつくる際、
Amazonに送客した際の商品の売上げがもっと上がるかもしれない)
→ひとつひとつの商品の魅力を掘りさげたコンテンツをつくる
→「なぜ、その商品を買うべきなのか?」がわかりやすいコンテンツをつくる
→ほかの商品と比較する際のコツをわかりやすく伝えるコンテンツをつくる
→ワクワクする買い物体験につながるコンテンツをつくる
どことなく機械的な印象を受けてしまう
→ユーザーが相談しやすい仕組みをつくる
(「よくある質問」を大量に用意し、できるだけ多くの質問にも答えられる体制づくり。
メール相談、チャット相談の窓口を設ける。フォーラムを運営 , etc. )
「1」「2」「3」を意識し、急激に成長しているサイト
https://my-best.com/
https://my-best.com/60
そのキーワードで検索する人たちが
最大公約数レベルで抱えている悩み・願望を理解し
その悩みを解決するための商品の「選び方」を教えている
その後、もっとも購買行動に移しやすいサイトへの
アフィリエイトリンクを掲載している
(Amazon、楽天、Yahoo!ショッピング)
https://wine-good.jp/red-wine/cost-effective-red-wine/
同じワインを購入するなら、
Amazonが最も買いやすいと
判断し、Amazonへのアフィ
リエイトリンクを掲載している
もし、ほかのECサイトへリンクを
飛ばすなら、「なぜそのECサイト
で購入するほうがいいか?」の理由
を添える必要がある
でないと、コンバージョンにつなが
りにくくなり、ユーザーの願望を満
たしたことにならない
人の「行動フレーム」はふたつに分かれる
フレーム 対策
1.悩み解決型フレーム 悩みを解決することが目的であり、商品・サービスを購入すること自体
が目的ではないユーザーに適用するフレーム。
まずは、ユーザーの悩みの原因や解決策について掘りさげる。
そのあとで、商品やサービスの紹介をおこなう。
「読み物エリア」を大きくとり、そのあとで「コンバージョンエリア」
を設ける。
(例:『美味しいワイン』の各記事)
2.願望達成型フレーム 自分が欲しいものがハッキリしており、自分の願望を叶えることが目的。
買い物体験を阻害するような情報はできるだけ控えめにし、ワクワク感
を大切にしつつ、商品やサービスの紹介を広くとる。
「読み物エリア」は小さくし、「コンバージョンエリア」を大きくとる。
(例:「ワイン おすすめ」で上位表示中の他社の記事)
読み物エリア
(ユーザーが納得して購買行動に移
せるような情報を出す)
(ユーザーがワクワクして購買行動
に移したくなる情報を出す)
コンバージョンエリア
(商品・サービスを紹介するエリア)
1.悩み解決型フレーム 2.願望達成型フレーム
悩みの深さ(悩み深度)によって
このエリアのボリュームは変わる
悩み深度 高い
結婚相談所
赤ワイン
パソコンバッグ
トートバッグ
ブーツ
悩み深度 低い
に移せるような情報を出す)
上位表示を狙うキーワードの
「悩み深度」を考え
コンテンツの構成を工夫する
何かの悩みを解決したいと思っていたり、
何かの願望を叶えたいと思っている人たちの
背中を押し、コンバージョンへつながる
コンテンツも意識する!
ここからは
最大公約数的な「基準」と
「コンバージョンのしやすさ」を
意識した成功事例をひとつ紹介します
【例】
「父の日 ワイン」で
1位を獲得したコンテンツ
なぜ、この記事は1位なのか?
1位を獲得した理由は
大きく分けて4つあります
【理由1】
検索ユーザーの多くが抱える
ほとんどの悩みを網羅的に解決!
父の日ワイン
ワインってどうやって
渡せばいいの? 父の日に贈るワインって
どんなワインがいいんだろう?
値段は幾らくらいのワインを
買えばいいんだろう?
お父さんの好みに合ったワイン
の選び方って?
そもそも、父の日にワインって
どうなの?
ワインの容量って
どれくらいがいいの?
これらの悩みを網羅的に解決!
ユーザーの知識レベルに合わせて
情報を出す順番を工夫している
(最大公約数の順番を意識している)
1万人が抱える疑問
5000人が抱える疑問
2500人が抱える疑問
1250人が抱える疑問
625人が抱える疑問
※数字はダミーです
それだけではありません
【理由2】
ユーザーの「潜在ニーズ」を
意識している
父の日のプレゼントで最も大事なのは
「気持ち」であることを伝えている
【理由3】
ユーザーに寄り添い
信頼を獲得している
販売者側の都合を
押し売りしていない
お父さんさ、枝豆が好きじゃん。
私、あまりお父さんと会話しないけど、いつもお父さんが晩酌
で枝豆を食べてるのを知ってたよ。
だからさ、枝豆によく合うワインを選んでみたんだ。
あんまり高いワインじゃないから、どれくらい美味しいかわか
らないんだけど、今晩一緒に飲んでみない?
ユーザーに何か提案する上で
必要なこと
説得するのではなく
納得してもらい
自分から行動してもらう
一方的に情報を伝えてはいけない
この選び方がオススメなんです!!
この商品が一番なんです!!
なるほど、
そういうことなら、これは大事だな
そういうことなら、読み進めたほうがいいな
そういうことなら、これを購入してみるか
ユーザーが「なるほど」とうなずく
機会を増やす
「なるほど」と
納得してもらうために
大切なこと
どんなタイミングで
どんな言葉をかけるか?
言葉をかけるタイミングは
傾聴した後
1. あなたは●●だよね?
2. きっと●●で悩んでいるんだよね?
3. うんうん、わかるわかる
4. だったらさあ、こういう考え方もあるよ
5. えっ?ほかの人は違うことを言っていたって?
6. そうだね、ほかの人の言うこともわかるけど、
あなたはこう考えてみたらいいんじゃない?
傾聴
提案
反論の肯定と
再提案
カウンセラーと同じ
カウンセリング(counseling)とは、
依頼者の抱える問題・悩みなどに対し、
専門的な知識や技術を用いて行われる相談援助のこと
相手の悩みを聞き、
相手の心に寄り添ったあとで
タイミングを見てアドバイスをおこなう
相手の心の声を聴き(傾聴)
共感したのち、
相手との距離感を大切に提案する
ユーザーの心の声を言語化
書く前に
相手の「心の声」を聴く
ユーザーの中には
自分の中にあるモヤモヤした悩みを
言語化できない人も多い
そのモヤモヤした悩みを
わかりやすく言語化してあげるだけで
信頼してもらえる
相手の悩みを言語化するためには
相手のことを真剣に考え抜かないといけない
また、語彙力(ごいりょく)も必要になる
言語化する際は
できるだけ具体的な言葉に
落としこむ
抽象的な言葉では、モヤモヤが解消できない
苦しいのなら、“どう苦しいのか? ”
大変なら、 “どう大変なのか? ”
相手の心の声を具体化し
“オウム返し”する
「友達へのプレゼントにワインを買いたいけれど、もし、友達がワインに詳しくて、自分が買ったワイン
がワイン通からするとイマイチなワインだったらどうしよう・・・。恥をかいてしまうかもしれない
な・・・。だったら、ワインのプレゼントは止めておいたほうがいいかも・・・。あ、でも、やっぱり華
やかなプレゼントといえばワインだし、ここは勇気を出してワインを買いに行くしかないか・・・」
注:オウム返しはほどほどに・・・
そこまですれば
ようやくユーザーはこちらの提案を
聞いてくれるようになる
自分の心の声をこんなに真剣に
聴いてくれている人の提案なら、
聞いてみてもいいかな・・・。
論理 < 感情
傾聴したあとは
提案の出番
提案は、画面の先にいるユーザーとの
一対一のコミュニケーションを
意識する
会話のキャッチボール
ユーザーはコンテンツを見ながら
心の声でツッコミを入れている
ヤバイ。
横文字だらけで
超難しい・・・
大丈夫ですよ!
まあ、難しいことは考えず、FFの魔法の名
前のようなものだと思っておいてください。
なるほど・・・。
提案はユーザーの「心の声」が発せられる
タイミングを意識しながらおこなう
文体(言葉選び)にも
気を配る
距離感
に配慮した言葉選び
紹介します
ご紹介します
紹介しますね
自分が現実世界で
誰かから提案を受ける際
どういう形で提案されると信頼できるか?
を考え抜く
リンクの見せ方ひとつにも
【理由4】
ユーザーの心の声を傾聴し
距離感を大切に提案している
今、もっとも
オススメしたい提案方法
伴走する
ゴールに向かって励ましながら
一緒に走ってくれる存在
本を読めない人が
生まれて初めて本を読めた話
すべての要素において
ユーザーとの良好なコミュニケーションを
良好なコミュニケーションが生まれれば信頼される
そして・・・
? 記事を読み進めてもらえる
? ひとつひとつの言葉に注目してもらえる
? リンクをクリックしてもらえる
? 紹介した商品が売れる
検索ユーザーの悩みが
本当の意味で解決する!
検索ユーザーの願望が
本当の意味でかなう!
だから上位表示する
悩みが解決したユーザー
願望が叶ったユーザーは
どんな行動をとる?
検索行動を止める
ユーザーの検索行動の「終点」となる
コンテンツを意識する!
(Search Experience Opitimization)
検索体験最適化
1. 検索ユーザーの多くが抱えるほとんどの悩みを網羅的に解決!
2. ユーザーの「潜在ニーズ」を意識している
3. ユーザーに寄り添い(伴走し)、信頼を獲得している
4. ユーザーの心の声を傾聴し、距離感を大切に提案している
5. スムーズなコンバージョン導線を用意している
「父の日ワイン」で1位をとった理由(4+1)
Section1のまとめ
1. Googleはユーザーの「利便性」を大切にしている
2. ユーザーが検索エンジンを使う理由には、「自分の悩みをすぐに解決したい」「自分の願望をす
ぐに叶えたい」というふたつがある
3. 世の中の多くの人たちは「基準」となる情報を求めて検索エンジンを使う。
よって、最大公約数的な「基準」となるコンテンツをつくる
4. ユーザーの背中を押し、自分から納得して行動したいと思うような、
コンバージョンにつながるコンテンツをつくる
5. 相手の心の声を聴き(傾聴)、共感したのち、相手との距離感を大切に提案する
6. ユーザーとの一対一のコミュニケーションを意識する
7. ユーザーの検索行動の「終点」となるコンテンツを意識する

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