検索トラフィックを増やすための
サイトプランニング
1
Section 2
サイトの立ち上げから
運営に至るまでに必要な考え方を教えます
2冊の課題図書にもしっかり目を通しておいてください
Googleで上位表示するためには
Googleを使うユーザーが評価するコンテンツ
をつくる必要がある
サイト単位で考えるのではなく、
まずは“コンテンツ”単位で
考えることが大事!
ユーザーは複数のページを見たいわけではなく
できることなら1ページで完結したいと思っている
「結婚式 髪型」で検索すると
1ページにたくさんの髪型画像がまとまったページが
上位表示している
Yahoo!ニュースの「特集」ページは
縦に長い1ページ完結型
ユーザーはどういう視点で
コンテンツを評価するのか?
ユーザーがコンテンツを評価するポイント #1
1. わかりやすいか?
→「なぜ?」「何?」と感じる箇所が少なく、ユーザーの【前提知識】に配慮して解説している
2. 読みやすいか?見やすいか?
→文章のリズムがよい
→広告が邪魔をしていない
→目への負担が少ない(フォントサイズやフォントカラーに配慮している)
→写真にこだわっている(写真の中の見たい箇所がきちんと見られる)
3. 使いやすいか?(機能的か?)
→自分が求める情報に辿り付けやすい、もしくは絞り込める
→情報が【知りたい順】に並んでいる
→すぐに情報が表示される
4. 丁寧・親切か?
→ユーザーを見捨てず、ユーザーのモチベーションを高めるために伴走してくれている
→心地よい距離感で言葉を紡いでいる
5. 情報の鮮度がいいか?
→現在では参考にならないような古い情報を扱っていない
→いつ更新されたかがわかる
ユーザーがコンテンツを評価するポイント #2
6. ウソをついていないか?
→その情報の発信源やエビデンス(根拠)がハッキリしている
→主張に一貫性がある
7. 信頼できる人(法人)が書いているか?
→話者や監修者のプロフィールが具体的に明かされている
→話者や監修者がなんらかの信頼できるデータベース(組織、機関)に登録されている
→話者に対して【信頼できる第三者】からの推薦がある(第三者のブログやSNSなどで紹介されている)
→話者の連絡先が明記されている(相談・お問い合わせ・アフターフォローの窓口がある)
→ある程度、歴史がある(サイト運用歴、ドメイン歴)
8. ファンが多いか?
→たくさんの人が支持していることが【数字】でわかる(PV数、Twitterのフォロワー数、いいね!数 ,etc.)
→たくさんの人がブログやSNSなどで紹介している(リンクしている)
→リピーターが多い(リピート経路には、検索エンジンではなく、ブラウザのブックマークなどもある)
9. 自分の目的を達成できるか?
→コンバージョンしやすい
→目的のページへ遷移しやすい
→そのコンテンツを見たあとに、検索行動を終えるユーザーが多い
3.使いやすいか?
目次リンクが入っており
好きな情報へショートカットできる
https://hajimeteweb.jp/column/web_writing/special2.php
PDFへのリンクが
ある
https://hajimeteweb.jp/column/pdf.php?path=/column/web_writing/special2.php&dir=web_writing
そのコンテンツをシェアすることで
自分が求める「目的」を達成できる
タイピングがうるさい上司がいるから
このコンテンツをさりげなく
Facebookでシェアすれば
案外読んでくれるかもしれないな・・・
4.丁寧・親切か?
ユーザーに伴走し、モチベーション維持を助ける
5.情報の鮮度がいいか?
更新された日付を表示する
「美味しいワイン」では、更新日を【構造化マークアップ】で
マークアップしている。
ただし、現在、Googleは【構造化データ】に頼って日付を出しておらず、
日付の抽出はアルゴリズムによっておこなっている。
コンテンツ内のどこかにある日付情報を参考にしているため、
コンテンツ内の紛らわしい日付情報は減らしたほうがよい。
6.ウソをついていないか?
レビューの「ルール」をしっかり伝える
実際に飲んだワインの空き瓶をすべて残しておいた
7.信頼できる人、もしくは法人が書いているか?
Googleはユーザーの評価を
どのように把握しているか?
Googleがユーザーの評価を把握できそうなポイント
1. 検索エンジンから何のキーワードで流入し、その後、どう行動したか?
→検索行動を終えたかどうか?
→検索行動の終了に寄与したかどうか?
(例:コンバージョンし、ブラウザを閉じた。
そのコンテンツもしくは、送客先のコンテンツで悩みが解決し、ブラウザを閉じた)
2. 外部からどう流入し、その後、どう行動したか?
→SNSや外部サイト・ブログからの流入があるかどうか?
→ブラウザやOSのブックマークなどからの流入があるかどうか?
3. リピートされているかどうか?
→※ただし、一度の行動でユーザーの願望が叶うのなら、リピートされる可能性は少なくなる
4. 滞在時間とセッション時間の長さ
→※ただし、滞在時間やセッション時間は直帰されてしまうとゼロになることに注意
5. 信頼できるかどうか?
→外部サイトからリンクされており、そのリンクからのトラフィックが発生しているかどうか?
→運営主、監修者の情報は明らかになっており、信頼性は大丈夫か?
→信頼できる組織や機関の情報を引用しているか?(発リンクしているか?)
→大きく反応を集めているコンテンツがあるかどうか?
→「お問い合わせフォーム」や「相談窓口」が用意されているか?
ユーザー行動データ
どれだけいいコンテンツをつくっても
ユーザー行動データを送らないと
Googleは評価できないのでは?
新規サイトが
ユーザー行動データを
Googleに送るためには
どうすればよいか?
露出経路をつくる
ユーザー行動データを送るためにオススメな露出方法
1. Facebookページを育てて、活用する
2. 自分のソーシャルメディアでシェアする
3. 影響力のある人のソーシャルメディアでシェアをしてもらう
(ポジティブに巻き込む)
4. バズコンテンツを作成し、ユーザー行動データを送る
5. リピーターを増やす
美味しいワインは、Facebookページを起点に
サイトへの流入数を増やすことに成功
1. コンテンツの投稿開始時から、
Facebookページの広告を出稿し、3,000いいね!を目指す
2. 新規コンテンツ公開後に、
Facebookページ上でシェアをする
(必要に応じて、投稿の広告も出す)
●ターゲット
1か所に住んでいる20~65+歳の女性と男性で、
5件の趣味・関心を持っている人をターゲットに
しましたにしています
●地域 – 居住地:
日本
●趣味・関心:
ワイン、ウィスキー、Wine tasting、お酒また
は食品・飲料品
●除外されたつながり:
美味しいワインに「いいね!」した人を除外
●年齢:
20歳~65+歳 1いいね!=約¥30
90,000円で、3,000いいね!獲得

ホットワインに興味のあるユーザーを
オーガニックで140人、呼び込むことができるように
Facebookページを活用するメリット
1. そのテーマに興味のあるユーザーにリーチできる
2. Twitterと比べ、冷やかしのユーザーが少ない
3. Facebookページの「いいね!」を獲得すれば、
そのいいね!をクリックした人たちに
リピートしてもらいやすいだけでなく、
その人のまわりの人たちにも知ってもらえる
(知人がクリックしていることがわかれば、興味がわきやすい)
相手の写真を「額」に入れて紹介した
誰かのことを「敬意」をもって紹介することで
自分に影響力がなくても
その人の影響力を借りて露出することができる
あなたに影響力がなくても
その人の影響力によって拡散することができる
ポジティブな巻き込み
4月に公開された「ワイン料理」をテーマにした記事
4月に公開された「ワイン飲み方」をテーマにした記事
5月に公開された「サングリア」をテーマにした記事
バズコンテンツをつくる際の注意点
1. そのテーマに興味のないユーザーにもリーチしてしまう
2. 冷やかしのユーザーが流入しやすく、
質の高いユーザー行動データにつながらない場合がる
3. バズコンテンツをヒットさせるためには、
TwitterでたくさんRT(リツイート)されるか、
もしくは、はてなブックマーク経由でたくさんブクマされる
必要がある
リピーターを増やすのはとても難しい
リピートしてもらうためには
記憶してもらうか、
習慣的に触れてもらうしかない
いつも目にするスマホのホーム画面にアプリがある
いつも目にするスマホのホーム画面にブックマークがある
• Twitterでそのサイトのアカウントをフォローしている
• Twitterでそのサイトの関係者をフォローしている
• FacebookでそのサイトのFacebookページをフォローしている
• Facebookでそのサイトの関係者をフォローしている
• Facebookでそのサイトやブランドに関するコミュニティに所属している
• LINEの公式アカウントをフォローしている
RSSリーダーでそのサイトやブログの記事を購読している








露出戦略については
次の動画にて詳しく解説します
一定量、良質なユーザー行動データが溜まれば、
Googleからの【信用フラグ】がつく
そうすれば、今後公開するコンテンツが
一定のアドバンテージを得た状態になる
(公開してから短期間で上位表示しやすい)
どのくらいの「量」や「質」の
ユーザー行動データが必要になるかは
検索ワード次第
各検索ワードにおける行動データの閾値(しきいち)は
Googleがもつデータをもとに決定されている可能性がある
Googleは、Google Analyticsや
ブラウザのChrome、OSのAndroidなどで
取得してきたユーザー行動のデータを参考にし、
「このトピックを扱うコンテンツの場合は、
ユーザーはこう行動するはずだ」
と予測を立てているかも?
新規サイトがなかなか上位表示できないのは
Googleが評価の基準としている「ユーザー行動データ」が
そのサイトにまだ溜まっていないからでは?
Google自身はそのコンテンツの品質を正確に判断できない
よって、ユーザー行動データがその品質を決める決定打に
なる可能性が高い
ただし
本当はすごく価値あるコンテンツなのに、
露出していないことで埋もれてしまっている場合
埋もれさせてしまうことが
Googleを使うユーザーの利便性を
損ねてしまう・・・
そのため
Googleがインデックスしたあと、
「どんなテーマで書かれているか?」と分類できたコンテンツに対して、
ユーザーテストを兼ねて、一時的に上位表示させるケースもあるかも
露出力の弱い良質なコンテンツに対する配慮
一時的に上表示させて
みたらどうなるかな?
ここまでの内容を踏まえた上で
サイトのプランニングの話に移ります
サイト(ウェブサイト)
とは何か?
特定のドメインのもとに集まった
複数のコンテンツ(ページ)の集合体
コンテンツ同士が
補完し合う関係
「ワイン 飲み方」「ワイン 選び方」に関する記事 「チリワイン」に関する記事
「スパークリングワイン」に関する記事
チリワインに興味をもったユーザーに
チリワインについて詳しく教えよう
ワインの飲み方を深く知りたいユーザーに
ワインの飲み方について詳しく教えてよう
個々では完結できないケースがあるからこそ
お互いの力を持ち寄って解決する
サイトを立ち上げる際に必要な思考
1. 何のために立ち上げるか?
そのサイトを立ち上げることで、世の中にどんな『利便性』を生み出すか?
2. どんな検索ワードでの上位表示を狙うか?
3. どんなサイト&コンテンツの見せ方にするか?
4. 信頼性をどのようにして高めるか?
5. サポートの窓口はどうするか?
6. コンテンツの制作体制、サイトの運用体制はどうするか?
7. 露出経路はどうするか?
あなたのサイトが目指す利便性を書き出す!
• ワインの超初心者でも楽しみながらワインの知識を学べる
• 登場人物と一緒にワインの知識について高められる
• 横文字を憶えやすくする解説や演出がある
• そのページだけ見れば、知りたい情報のほとんどが網羅的に手に入る
• 必要な情報を必要な量だけインプットできる
• デートのときに自信をもってワインを注文できるようになる
• 会食などで緊張しなくなる
• 経営者層の知人が増える
• 普段行きづらいお店にも行けるようになる
• サイト名が憶えやすい
• お高く止まったデザインではなく、どこか親しみのある温かなデザイン
• 「こんなの常識だろうな・・・」という知識も、初心者の気持ちになって親切に教えてくれる
• 「書き言葉」より「話し言葉」が多めで、友達と話している感覚で記事を読み進められる
• 冒頭文やアイキャッチ画像でワクワクできる
• スマホで見た時に読みやすい
• どの記事をクリックすればいいのか迷わせないよう、作成する記事は厳選する
利便性を書き出す際は「潜在ニーズ」も意識する
以下の利便性の中から、
USP(Unique Selling Proposition)となるものを選ぶ
これらの集合体が
サイトの「コンセプト」になる
最終的にこれらの利便性を
シンプルなキャッチコピーにまとめる
『世界一わかりやすいワインの選び方』
コンセプトが決まらないと・・・
• サイトのトンマナ(トーン&マナー)が決まらない・・・
• 掲載する情報が決まらない・・・
• コンテンツの文体や演出の方向性が決まらない・・・
• アイキャッチ画像の方向性が決まらない・・・
• そのサイトの複数のページを見たユーザーがいたとしても、
ユーザーの記憶に残らない・・・
• ユーザーにとっての【利便性】が伝わりにくくなり、
使いづらいサイトになってしまう・・・
• ソーシャルメディアの運用ルールも決まらない・・・
• 外注さんに発注する際のルールも決まらない・・・
• コンセプトがハッキリしている競合サイトに負けてしまう・・・
コンセプトが決まれば
ロゴなどのデザインも発注しやすくなる
美味しいワインが上位表示を狙っているキーワード群
基本は検索回数が1,000回以上のキーワードを選んでいる
(季節系ワードの場合は、最も検索数の多い月の数字を参考)
ビッグワード・ミドルワードでの上位表示を目指して
コンテンツをつくったほうがいい理由
最大公約数的なユーザーのニーズを叶えやすい
(ユーザー行動データが早く集まる)
ビッグワードからドリルダウンでテーマを掘りさげていけば
ひとつのサイトが完成しやすい
白ワイン
オススメ 種類
選び方
赤ワイン
チリワイン
料理
つまみ レシピ
カンタン
スパークリング
ワイン
父の日ワイン
飲み方 選び方
まずはビッグワード(ミドルワード)を軸に
そのワードに紐付く検索意図を徹底的に掘り下げていく
その過程で、ここは別コンテンツにしたほうがよいという内容を別コンテンツにする
ここは「ワイン料理」を
テーマにした独立した
コンテンツにしよう
ここは「白ワイン」を
ここは「赤ワイン」を
ここは「ワインカクテル」を
公開日 タイトル
2017年4月4日 父の日のプレゼントで迷ったならワインがオススメ!父の日に贈りたいオススメのワイン8選
2017年4月 4日 すべて15分以内に作れる!ワイン嫌いでもワインが好きになる!ワインに合う料理(つまみ)の レシピ 14選
2017年4月10日 人気沸騰中のチリワインのオススメはこれ!ぜひ飲んでほしいコスパ最強チリワイン10選
2017年4月11日 コスパ抜群オススメのスパークリングワインはこれ!シャンパンとの違いも学んでみよう
2017年4月21日 自分に合ったワインはこうして見つける!ワインの種類別オススメワイン 18選
2017年4月26日 これで恥をかかなくてすむ!ワインを注文する際に絶対に知っておくべき「飲み方・選び方」の極意
2017年4月28日 日本ワインと国産ワインは違う!日本ワインの魅力がわかるコスパ最強ワイン 10選
2017年4月28日 素敵な夜を華やかにするオススメのシャンパンはこれ!カッコイイ大人が選んでいるシャンパン8選
2017年5月16日 「サントリー塩尻ワインセミナー」に行ってきたら、塩尻ワインが最高だった件
2017年5月18日 家にワインがある人は絶対に試すべき!自宅でカンタンに作れる絶品自家製サングリアのレシピ 9選
2017年5月19日 ワインの「フルボディ(ボディ)」の意味って?オススメのフルボディ赤ワイン 8選
2017コンテンツをつくる順番は、それぞれのコンテンツを補完しあうことを考えて決める 年5月19日 ワインの「フルボディ(ボディ)」の意味って?オススメのフルボディ赤ワイン 8選
バズにつながった記事
日付 「父の日ワイン」
検索順位
「チリワイン」
「ワイン料理」
2017/4/4 ― 非公開 ―
2017/4/20 104 97 ―
2017/4/27 100 95 ―
2017/4/29 92 95 ―
2017/4/30 25 28 ―
2017/5/1 14 27 ―
2017/5/2 14 27 99
2017/5/22 10 28 ―
2017/5/23 8 22 ―
2017/5/29 3 8 88
2017/6/1 6 4 67
2017/6/3 5 4 69
2017/6/6 5 4 61
2017/6/7 1 4 57
2017/6/8 1 2 55
2017/6/11 1 2 7
4/28時点で
8記事公開
5記事分の
Facebook
広告出稿
5/16に3記事目
「サングリア」の記事がバズる
4/4に1記事目
「料理ワイン」の記事がバズる
4/26に2記事目
「ワイン飲み方」の記事がバズる
6/8に「父の日のワイン」記事
Facebook投稿&広告出稿
短期間で上位表示した理由【仮説】
• Googleが評価する「ユーザー行動データ」が短期間で集まった
• Googleが保持している、
特定のトピックに対するユーザー行動データの傾向と照らし合わせたとき、
明らかに良質なユーザー行動が見られた
• 短期間で記事が2、3度バズったことにより、
影響力の高いサイト・ドメインだと判断された(信用フラグがついた)
• 記事がバズった際に、ブックマークしたユーザーが多かった
(はてなブックマーク、ブラウザ、OSのホーム画面 ,etc. )
• QDFアルゴリズムにより、一時的に上位表示した結果、
Googleが評価する「ユーザー行動データ」が短期間に集まった
• テスト的に上位表示させてみたところ、
平均値よりも質の高いユーザー行動データが見られたので、
優先的に評価した
あるコンテンツにアクセスした良質なユーザーが、
そのサイト内にあるほかのコンテンツも回遊した場合、
ほかのコンテンツにも良質なユーザー行動データが集まる可能性がある
サイト全体に一定の評価アドバンテージがつく
良質なユーザー行動データを
蓄えることを前提にキーワードを選び
コンテンツをつくっていく!
評価につながるユーザー行動データの
「質」や「量」は
トピックや検索ワードによって異なる
たとえば、グルメ・レシピ系ワードは
ネット上に記事が多い上、バズっている記事も多く、
それなりに難関だと思われる
「共起語」はどこまで意識すればよいか?
共起語に関しては強く意識する必要はない
不必要に入れてしまうと、
不自然な文章となり、かえって読みづらくなる
共起語ツールを使う際は
あくまでも「視点」を増やす程度に意識すればよい
保存
コルク
ラベル
つまみ
温度 冷蔵庫
保存に関する
情報は要るかな?
コルクに関する
冷蔵庫に関する
温度に関する
つまみに関する
ラベルに関する
話者の設計は大事
先生役 生徒役
(一般ユーザー)
読み手が抱える疑問や
感情を代弁する立ち位置
読み手に嫌悪感を抱かせない
キャラクター設定
NHK の Eテレ感
(PM 10:00から放映されるイメージ)

「基準感」を演出
テロップを用意し、テレビ番組っぽく
読み手の心理障壁を下げ、隙をつくるために
何気ない会話のやりとりも入れてみる
最大公約数的に見やすいデザイン
1. 背景は基本的には「白」を用いる
2. フォントカラーは目に優しく、視認性がよいものを採用
(例:フォントカラー:#555(Googleの検索結果の文字は#666))
3. フォントサイズは小さすぎないように
4. スマートフォンでの見やすさに最大限気を配る
(横一列の文字数が20文字前後になるよう意識する)
5. 文章を書く際は、改行や行間多めで
(改行をこまめにすれば、接続詞が頭に揃い、ユーザーが「論理の流れ」を把握しやすくなる)
6. 写真にはこだわり、ユーザーが見たい箇所にしっかりピントが合うようにする
7. 大事な箇所がわかりやすいよう、情報のゾーニングにもこだわる
(テロップエリアなどを使う)
8. 広告がコンテンツの邪魔をしないように気を配る
フレーム 対策
1.悩み解決型フレーム 悩みを解決することが目的であり、商品・サービスを購入すること自体
が目的ではないユーザーに適用するフレーム。
まずは、ユーザーの悩みの原因や解決策について掘りさげる。
そのあとで、商品やサービスの紹介をおこなう。
「読み物エリア」を大きくとり、そのあとで「コンバージョンエリア」
を設ける。
(例:『美味しいワイン』の各記事)
2.願望達成型フレーム 自分が欲しいものがハッキリしており、自分の願望を叶えることが目的。
買い物体験を阻害するような情報はできるだけ控えめにし、ワクワク感
を大切にしつつ、商品やサービスの紹介を広くとる。
「読み物エリア」は小さくし、「コンバージョンエリア」を大きくとる。
「ビール」という
テーマは
願望達成型に近い
「ワイン」という
悩み解決型に近い
「行動フレーム」を意識してコンテンツをつくる
読み物エリア
(ユーザーが納得して購買行動に移
せるような情報を出す)
(ユーザーがワクワクして購買行動
に移したくなる情報を出す)
コンバージョンエリア
(商品・サービスを紹介するエリア)
1.悩み解決型フレーム 2.願望達成型フレーム
悩みの深さ(悩み深度)によって
このエリアのボリュームは変わる
ユーザーの悩みが浅いコンテンツに関しては
コンテンツを作りすぎると逆効果なので気を付ける
ナレッジグラフ
(Knowledge Graph)
ナレッジグラフで表示されるような
「浅い情報」を扱う際は気を付ける
行動こそが
ユーザーの利便性につながるのであれば
「行動難易度」に合わせて
コンバージョンへの導線を考慮する
たとえば、
ECサイトでの買い物経験が少ない人向けに
商品の買い方を親切にレクチャーする
全ページにレクチャーエリアがあってもいいかも
運営者情報を明示し、責任の所在を明らかにする
運営ポリシーと情報掲載のルールを明示する
情報の信頼性を写真でも伝える
百聞は一見にしかず
信頼は「プロセス(過程)」にこそ宿る
→「今」の真似はできても、「過去」を真似することはできない
「熱量」につながる情報を掲載する
(荒削りでも、一生懸命さが伝わることが大事)
誤魔化しの利かない情報が
多ければ多いほど信頼性は上がる
(デジタルより、アナログ的な情報が大事)
必要であれば、監修者を明示し、信頼性を担保する
監修者の情報は
できるだけ詳細に
掲載する
プロが力を貸したくなるサイトを意識すれば
監修者探しに困ることはない
プロが「監修したい!」と思うサイトの傾向
1. そのサイトで監修者として表示されることが、自分のステータスにつながる
(PV数の多いサイト、有名なサイト、ファンの多いサイト、志の熱いサイト)
2. 自分が伝えたいメッセージを、そのサイトが代弁してくれている
(例:「ワインをもっと身近に感じてほしい!」)
3. サイトのデザインがオシャレで(もしくは清潔感があり)、
そのサイトに自分の写真が掲載されることが、自分のステータスにつながる
4. サイトの文章が素敵で(もしくは品がよく)、
そのサイトに自分の情報が掲載されることが、自分のステータスにつながる
5. サイト運営者の素性が明らかになっており、信頼できる
6. 自分の尊敬できる人がすでに監修者として参加している
7. 監修の依頼文がとても丁寧であり、自分のことをしっかりオマージュしてくれている
監修者に加わってもらうのなら、
監修者と一緒に魅力的なサイトを
つくっていくことを意識する!
5. サイトの運営者の素性が明らかになっており、信頼できる
将来的には「誰が監修に関わっているか?」
という視点で信頼性が評価されるかもしれない
同一の監修者と思われる人物が
どのようなサイト・ドメインで言及されているか?
という視点で監修者自身に評価が加わるかもしれない
ポジティブにクチコミされる
現時点ではポジティブ・ネガティブの
感情分析は十分ではない
ただ、ポジティブにクチコミされているコンテンツほど、
多くの人の興味を引き、滞在時間が延びやすい可能性はある
GoogleフォームでもOKなので
ユーザーが問合せをするための場所を用意する
(ある種、検索行動の終点にもつながる)
コンテンツづくりにおいてもっとも重要なのは
たくさんの「視点」をもっておくこと
ひとりの視点には限界がある
可能なら、複数人でディスカッションしながら
コンテンツの企画をおこなう
たくさんのコンテンツの企画をおこなう 「なぜ?」が集まるほうが
よりわかりやすいコンテンツをつくることができる
複数人でフィードバックするからこそ見える改善点がある
チェックシートを使い、見落としがちな視点をカバー
チェックツールを使い、見落としがちな視点をカバー
コンテンツのリライト・ブラッシュアップのルールを
用意しておく
●例
• 3ヶ月経っても検索順位が100位内に入らない場合
• 1ヶ月間で順位がどんどん下落している場合
• 1ヶ月前と比べ、検索結果上のCTRが減少している場合
• 1ヶ月前と比べ、滞在時間が明らかに減少している場合
Section2のまとめ
1. Googleは「ユーザー行動データ」を活用し、ランキングを決めている可能性が高い
2. 新規サイトが「ユーザー行動データ」をGoogleに送るためには「露出経路」が大事
3. リピーターを増やすためには、記憶してもらうか、習慣的に触れてもらうしかない
4. Googleからの【信用フラグ】がつけば、サイトに一定のアドバンテージが与えられる
5. どのくらいの「量」や「質」の「ユーザー行動データ」が必要になるかは検索ワード次第
6. ウェブサイトを立ち上げるときは、コンテンツ同士が補完し合う関係を意識する
7. ウェブサイトを立ち上げるときは、どんな利便性を目指すかを明確にする
8. キーワードを選ぶ際は、良質な「ユーザー行動データ」を蓄えることを前提に選ぶ
9. 共起語に関しては強く意識する必要はなく、あくまでも「視点」を増やす程度に意識すればよい
10.「悩み解決型フレーム」と「願望達成型フレーム」というふたつの【行動フレーム】を意識して
コンテンツをつくる
11.「行動難易度」に合わせて、コンバージョンへの導線を考慮する
12.信頼性を高めるためには、デジタルよりアナログ的な情報を大切にする

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